映画メモ

 
2017/03/14
「ガーディアン」
原題:SCHUTZENGEL (2012)

世界的な武器商人の殺人を目撃した少女と、彼女を守るボディガードのお話。



ある朝、ホテルのボーイとして働く青年トニーに、「スイートルームが見たい」とねだる少女ニナ。
トニーは見るだけならとスイートルームに案内するが、ニナは部屋にあったパソコンを盗もうとする。
そこへ部屋の主が帰ってきたため、二人は咄嗟に隠れる。パソコンがないことにすぐに気づいた主は何やら焦っている。

まずいことになったと思ったトニーが返しに行こうとすると、主と警備の男に見つかってしまい、何と主に撃ち殺されてしまう。
部屋の主は世界的な武器商人バッカーだった。
敵が多いバッカーはまさか子供が忍び込んだとは思わず撃ってしまったのでした。

その後、現場に細工をして「正当防衛の射殺」として捕まったバッカー。
しかしニナはバッカーが正当防衛ではないことを知っており、証言をしようとしていた。
当然彼女の身には危険が迫るため、精鋭の警護とともに隠れ家に匿われることになった。

しかし内通者がおり、隠れ家はすぐにバレて襲撃される。
仲間を殺され一人になったマックスは、「信用できるのは自分だけ」と、一人でニナを守りきることにする。

基本的には迫る追っ手と逃げ回る二人。マックスはアクション映画のヒーローらしくとても強くてかっこいいです。
冒頭の二人の仲間はともかく(それでも妻の妊娠を知ったばかりのレオは気の毒すぎた)、ルディも何だかいかにも死ぬって感じで。
腕輪をニナにあげたりとか、明らかに遺言めいたことを言っていたし。絶対マックスの役に立とうとしているようでした。

シンプルな展開で面白かったけど、バッカーの部屋からニナがどうやって逃げたのかとか、マックスが派手に銃撃戦を繰り広げて逃げたのに、サラの部屋には誰も調べに来ないとか、かなり重傷のマックスをサラが介抱できてるとか、ちょっと謎な部分も。
あとマックスの退廃的な雰囲気と、仲間もばっさり死んでいく展開から、もしかすると主人公死す…?と思ったけど生きてましたね。何か…まぁヒーローとはそういうものなんだけど、ちょっともやもや。

あと、わざわざ実の娘をヒロインにしたんだし、別にサラの存在はいらなかったような。
恋人を用意するならやはりヒロインはそっちが自然だと思うし。

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「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」
原題:THE PLACE BEYOND THE PINES (2012)

バイクパフォーマンスをするルークは、元恋人が密かに産んでいた息子の存在を知り、二人のために金を用意しようと、強盗を繰り返すようになる。
やがて警察の追跡に遭うが、追ってきた新人警官のエイヴリーにルークは射殺されてしまう。
慌てて発砲してしまったエイヴリーは思い悩み、ルークにも自分と同じく小さな息子がいたと知り、苦悩を深めていく。



何でこうなるんだろう、と展開に色々と違和感を覚えました。
そもそも、いきなり自分の子だと言われてなぜあんなにも執着するのか。ロミーナと恋人だった期間とか描かれてないから全くわからない。あとなぜすぐ自分の子だと信じられるんだろう。
そしてそれほど二人が大切なのに、なぜ強盗に走るのか。まぁ育ちの悪さとかなんだろうけど。

ルークを射殺する形となったエイヴリーは実は自分が先に発砲したと言い出せずに苦しい立場に。
警察内部の腐敗もあって結局法曹界へ。前半はルークとエイヴリーがひたすら思い悩む展開。

15年後、成長したルークの息子ジェイソンと、エイヴリーの息子AJ、そしてエイヴリーの辿る運命が描かれます。
ここで最も疑問だったのが、ジェイソンとAJ両方がどうしようもない感じに育っていること。どっちかは真面目ではいけなかったのかな。特にまともにジェイソンを育ててきたコフィーが気の毒。

皮肉なことに出会ってしまった二人の息子、ジェイソンが自分の父親にまつわる真実を知ってから一気にエンディングへ。
結果としてはジェイソンが誰も殺さないでいたことは救いでした。色々納得いかない部分もあったけど、この結末には納得。いたずらに悲劇性を強調するようなことがなくてよかった。

最後は在りし日のルークのように、道路をひた走るジェイソンの後ろ姿で終了。
AJはあの後エイヴリーからジェイソンとルークのことを聞かされたのかな。彼も落ち着いてくれるといいですね。
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映画メモ

 
2017/03/13
「シャフト」
原題:SHAFT (2000)

バーで黒人男性が殺され、白人男性ウォルターが捕まるが、彼は不動産王の息子で、すぐに保釈されてスイスへ行ってしまう。
2年後、刑事のシャフトは帰国したウォルターを待ち受けて逮捕し、今度こそ保釈させまいとする。



正義感に燃える刑事のシャフトは、黒人男性を挑発して殺しておきながら、金の力で保釈され豪遊三昧のウォルターが許せない。
帰国したウォルターを待ち伏せて逮捕するが、またもウォルターは巨額の保釈金で外に出てしまう。

最早正攻法ではウォルターを追い詰められないと判断したシャフトは刑事を辞め、唯一の目撃者であるダイアンを捜そうとする。
一方で、ウォルターもダイアンの存在を危険視し、マフィアのボスであるピープルスにダイアンを捜して殺すことを依頼するのでした。

シャフトが一人頑張ってダイアンに辿り着いて証言させるまでを描くのかと思っていたら、ウォルターとマフィアとの三つ巴な感じに。
最後の方はピープルスとの銃撃戦でもうめちゃくちゃ。大きな車で追いかけられ銃撃されてるのに、シャフトたちには当たらないんだなーこれが。まぁエンターテイメントですからね。

何とかダイアンを守りきり、いよいよ証言させようという時、ウォルターには別の形で鉄槌が。
何とも後味の悪い結末ですが、証言した後ダイアンがまた狙われないとも限らないし、よかったのでしょうか。
ただ、母親のネックレスをつけた後妻か愛人と思しき女性を見て、「母さんのネックレスを与えたのか」と怒っていたので、きっとお母さんが死んで辛かったんだろうなとちょっとウォルターも気の毒な気持ちに。だけどあの振る舞いはダメだけどね。

最後、何だかんだで人助けをし続けるシャフトのもとへ文句言いに来てるラサーンがいいキャラしてました。死ななくてよかったですねー。

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「トランス・ミッション」
原題:DEN SORTE MADONNA (2007)

仲間と絵を盗んだクルトは、逃げる途中咄嗟に娘マリアへの郵便物に絵を入れてポストに投函する。
しかし組織に捕まり殺されそうになり、、マリアに連絡を取り、絵を持ってきて欲しいと頼むのだった。



犯罪を繰り返すクルトは、娘マリアの誕生日にカードを送ろうとしている。ちなみにそんな今も泥棒の真っ最中。
やがて計画通り絵画「黒い聖母」を盗むが、逃亡中のクルトはマリアへ送る封筒に絵を入れて送ってしまう。
絵を欲していたのはロシアンマフィアのようで、彼らに捕まったクルトは絶体絶命の危機。
娘のマリアに何としても絵を持ってきてもらわないといけなくなるのでした。

一方のマリアは学生の傍らストリッパーとして働く日々。父親から送られてきた絵を見ても何とも思わないが、その絵がニュースで放送されている名画だと知り愕然。
そこへ父親から、絵を持ってきてくれたらお金を渡すと聞き、大儲けできると届けに行こうとする。

そんなところに駆けつけたのが、クルトを捕まえた警察官のグスタフ。クルトの残したバースデーカードから娘のところへ来たのでした。
絵を渡すよう迫るグスタフとに、お金が欲しいマリアが頑なに拒否。そこへ、クルトの仲間二人も絵を取り戻しにやってくる。
窓から逃げ出したマリアは車で逃亡。グスタフも必死で追いかける。

以降は基本的にグスタフとマリアの珍道中で、最初は反発しながらもだんだん打ち解けていく二人。
最初、グスタフが警察どころかこの作品のヒーローだとは全然思ってなくて、当然マリアとのカップルも考えていなかったんだけど、真面目で優しいグスタフを見ていたら、何だグスタフ素敵な人じゃないかー、この二人が結ばれるといいなぁと思うように。
スタンガンで派手にやられたり、マリアの車に無理矢理乗り込んだ末に落とされたりと、他のアクションヒーローのような爽快な立ち回りじゃないけど、何かかっこいい。

二人の道のりは本当におかしくて、追いかけてくるクルトの仲間のヴィクターたちも面白い。
クンツはお笑い要員じゃない感じだったけど、飛行機から振り落とされた後の包帯ぐるぐる巻きは、しっかり笑いを取る仕様。
極めつけは「レ・ミゼラブル」の俳優スティグに間違われるグスタフ。歌ってもバレないほどの相手の勘違い。

二人がようやく結ばれる夜はそれまでの雰囲気から一転しっとりと描かれていて、流れる音楽も美しくて、コメディとの対比も良い。
翌朝には絵をグスタフに渡すし、再会したクルトにはちゃんと警察官を好きになったことを打ち明けていたし、素直な子なんだなぁ。

最後、クルトってば絵を盗んでましたよね。ダメだなー。
でもこれまでのどうしようもない流れからするとあの結末もありなのかもしれない。
二人が幸せならいい。末永くお幸せに。頼むよ。
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映画メモ

 
2017/02/15
「宇宙戦争」
原題:WAR OF THE WORLDS (2005)

突如異星人からの襲撃を受けた地球を舞台に、息子と娘を連れ生き残りをかけた父の物語。



離婚した妻のもとにいる子供たちを預かることになったレイ。
難しい年頃のロビーは父とあまり接しようとしない。まだ幼いレイチェルは素直だが、年齢にしては随分大人びている。
複雑な家庭環境がそうさせるのでしょうか。

さてそんなところに、何だか外の様子がおかしい。天気が悪いのかと思っていると、尋常ではない稲妻が何度も襲う。
そのうち雷が落ちて割れたというところから謎の機械が出現し、人々を襲い始める。
すぐさまレイは子供たちを連れて、わけもわからないまま盗んだ車で逃げ出す。

わけはわからないけど、明らかに地球のものでない敵を前に、為す術もない地球。軍の攻撃も全く効いていない様子。
途中、なぜか魅入られるようにして真っ向から敵と戦いに行ったロビーとはぐれ、レイはレイチェルと二人で逃亡を続ける。

地下に隠れ家を持つ男ハーランに匿われるが、彼はどこかおかしく、冷静ではない。
静かに敵をやり過ごしたいレイに対して、ハーランは攻撃しようと聞かない。娘を守るため、レイは仕方なくハーランに襲いかかる。

一方異星人たちは、人を襲うだけでなくさらったりもしている。さらった人々は養分にされているっぽい?いつしか外は血のように赤い植物に覆われていた。
そして、疲弊とそんな惨状を目にし、錯乱したレイチェルが隠れ家を飛び出し、異星人にさらわれてしまう。
自分もわざとさらわれ、咄嗟に見つけた手榴弾で反撃し、辛くも難を逃れる。

そのまま妻がいるはずのボストンへ向かうと、街はやけに静かで、赤い植物が枯れている。
何が起きているのか?すると、これまで見えないシールドに覆われていた異星人たちの乗り物に鳥が近づいているのを見て、シールドが消えたのだと気づいたレイは、すぐさま兵士たちに攻撃を促す。
すると攻撃が効き、撃墜した乗り物の中からは瀕死の異星人が出てきて息絶えた。戦いは終わったのでした。

なぜか生き延びて妻のもとに辿り着いていたロビーとも再会し、何となくハッピーエンド。
その後のナレーションによると、異星人たちは地球の環境に合わなかったために死んでしまったそうです。しかし、高度な文明を持ち、長い時間をかけて地球への侵略を計画していたのにそこは考えつかなかったのが疑問。

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「パーフェクト・プラン」
原題:GOOD PEOPLE (2013)

部屋を貸していた男が死に、男が隠し持っていた大金を見つけたライト夫妻は、悩んだ末にお金に手を付けてしまう。
しかしそのお金はマフィアが絡んだ非常に危険なものだった。



4人の武装した男たちが、麻薬の取引現場を襲い、麻薬と金を盗んでいった。
しかし4人のうち1人が裏切り、全て持ち逃げしてしまう。その際殺されたのはリーダーの弟だった。
リーダーのジャックは逃げたベンを深く恨むのでした。

一方ロンドンで慎ましく暮らすトムとアナ夫妻。
実は逃げた男ベンはトムたちの家の地下を間借りしていた。ある日、夫妻はベンが部屋で死んでいるのを見つける。ドラッグによる中毒死とのことだった。
その後部屋を掃除していると、天井に隠されていた大金を見つける。

どんなお金かわからないが、誰も取りに来ないのだからいいだろうと、色々悩んだ末に使ってしまう夫妻。
そんな二人の知らないところで、ジャックはベンを探し報復に燃え、そもそも麻薬を奪われたマフィアのカーンも報復を決めていた。

やがて夫妻はお金の出どころを知り、ジャックを追い続けている刑事ホールデンに相談する。
最初の作戦は失敗してホールデンが負傷、そこで夫妻は改装中の別宅にジャックとカーンを誘き出し、一網打尽にしようとする。何だか怖いもの知らずな夫妻だな…。

ヒーロー映画の如く奇跡的に計画は成功し、敵を殲滅し、怪我をするも何とか助かった二人。
まぁ、ホールデンが死ななかったからいいかな、という感じでした。可哀相だもんね。
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映画メモ

 
2017/01/24
「フィフス・エレメント」
原題:THE FIFTH ELEMENT (1997)

謎の知的生命体の襲撃で危機に瀕する地球の攻防を描く。



1914年、エジプトで発掘作業をする教授が、壁画の中に世界を脅かす存在と、その危機を救う要素があることを読み解く。
その様子を見た神父は、秘密を知られた教授を殺そうとする。
そこへ謎の異星人が現れ、来るべき時まで石を預かると言い、壁の奥から何やら取り出して持っていく。
神父は異星人に向け、その時まで教えを継いでいくことを宣言する。

時は流れ300年後の現在。タクシーは空中を走り、随分進んでいますねー。
人々の知らないところで、謎の異星人ことモンドシャワン人の言った通り、地球は謎の存在の襲撃を受けていました。
そして、現代まで教えを受け継いできたコーネリアス神父の発言により、世界を救うエレメントの存在が知らされ、モンドシャワン人と協力することになる。

しかし、マンガロワ人の襲撃で来るはずだったモンドシャワン人が殺されてしまう。
残った腕の一部から再生されたのは、美しい女性の姿ををしていた。彼女は人類のDNAより遥かに複雑な構成を持ち、完璧な存在だと言う。

突然のことに混乱し、地球の言葉もわからない彼女は脱走し、タクシーを流していたコーベンと出会う。
本能的にコーベンを信頼した彼女はそのままコーベンと行動をともにし、自分を頼る美女の願いを断れないコーベンはわけもわからないまま彼女を匿う。

やがて神父や連邦により、地球の現状と美女リールーについて知らされたコーベンは、地球を救うため、4つのエレメントを手に入れる任務を請け負う。
一流の軍人のはずがあっさり神父さんに殴られて昏倒したり色々あるけど、何とか世界は救われるハッピーエンド。

本筋よりも、ゾーグのドジっぷりとか、冷凍庫に入れられたお仲間さんとか窒息死す前の神父さんとかすごく楽しかった。
リュック・ベッソンと言うと、最近の映画ではこういったお笑い要素はあまりなくもっと複雑なイメージがあったので意外でした。
地味に冒頭のエジプトでディラン(ビバリーヒルズ高校・青春白書の)が出てたのが印象に残りました。
あとルービーってクリス・タッカーだったのねー。

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「名探偵登場」
原題:Murder by Death (1976)

富豪のトウェインによって集められた探偵たちが、そこで起こる殺人事件の謎を解く。



コロンボの人とマギー・スミス以外知らない人ばかりだったのと、パロディも一部を除いてわからないものが多く、全体的にいまいちついていけず…。
超常現象的な場面もあったりで、何をどう受け止めればいいのやら。

インターホンの音が悲鳴だったり、外と中とでなぜか天気が違ってそれは何かのシステムらしいってとことか、細かい仕掛けが面白かったです。でもほんと、よくわからないままだった…。
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映画メモ

 
2017/01/22
「特捜部Q 檻の中の女」
原題:KVINDEN I BURET (2015)

捜査中に部下を失い、自身も負傷した殺人課のカールは、復帰後未解決事件の資料整理をする「特捜部Q」へ配属される。
雑務処理に不満のあるカールだったが、資料を調べるうち、ある事件に興味を持つ。



捜査中に応援を待たずに部下と3人だけで踏み込んだカールは、不意打ちに遭い、部下の一人は死亡、もう一人は寝たきりとなってしまった。
自身も重傷を負うが何とか復帰すると、殺人課へは戻してもらえず、未解決事件の資料を整理するだけの「特捜部Q」へと配属される。

前線でバリバリやりたいカールは不満を抱きつつ、仕方なく助手のアサドとともに資料整理を始める。
そして、5年前に起きた議員失踪事件に疑念を抱く。きちんとした捜査が行われていないと感じたカールは、アサドとともに独断で捜査を始めるのでした。

いわゆる「コールドケース」を扱った物語で、映画としては地味ではあるけど、有名な小説が原作らしく、シナリオもちゃんとしてるし展開も複雑に見えてわかりやすく、ぐいぐい引き込まれて行きました。
物語はカールたちが捜査をしている現在と、失踪した議員ミレーデが事件に巻き込まれた過去が絡み合う形で描かれます。
これが実に上手く作られていて、混乱するどころか事件や人物関係の整理ができるようになってる。
現在と過去が行き来する演出ってちょっと苦手だったけど、やり方次第なんだなぁ。

そして、その行き来は本当に現在に繋がっていく。
「過去」として描かれているように見えたのは、いつしか「現在」になっていた。そう、ミレーデは生きていました。
想像を絶する悲惨な5年だったと思います。彼女が本当につらいのは、もしかするとこれからなのかもと思うと複雑ですが、それでも生きていることは幸いだと思います。

だって、彼女が諦めずに生きることを選んだのだから。弟の生年月日を復唱し続けて。
ミレーデ誘拐事件の発端となった事故は痛ましいし、その後の人生も悲惨なので気の毒で仕方なく、復讐心が芽生えるのもわからなくはないけど、ミレーデが強く誇り高い女性で、ずっと一人で弟の面倒を見てきたことを考えるとね…。

北欧ものによくあるように、雰囲気も内容自体も陰鬱としていますが、カールとアサドがいい関係を築いていく過程はちょっとほっとしました。
映画はすでに公開されている「キジ殺し」、そしてこれから公開される「Pからのメッセージ」とあるし、原作の小説はもっと多くの作品があるようですが、アサドに死なないで欲しいというのが目下の願い。いつか死にそうで怖い。

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「ビトレイヤー」
原題:WELCOME TO THE PUNCH (2013)

空港で撃たれた状態で見つかった男は、雲隠れしていた大物犯罪者のスターンウッドの息子だった。
トラブルに巻き込まれた息子を助けるためにスターンウッドが戻ってくると考えた警察は、今度こそスターンウッド逮捕に意気込む。



刑事のマックスはかつてスターンウッドを逮捕目前にしながら逃がしてしまった過去があった。
その際撃たれた足の後遺症に今も悩まされている。

そんな時、空港で一人の男が保護される。男は撃たれた状態で、しかもスターンウッドの息子であることがわかる。
同時に発生した殺人事件との関連も含め、何らかのトラブルに巻き込まれた息子を助けるためにスターンウッドが姿を現すことを見越し、警察は息子を見張る。
そして、スターンウッドをよく知るマックスもその捜査に加わるのでした。

スターンウッドの息子ルアンは何をしていたのか。近頃多発している銃犯罪との関係は?
ルアンが潜伏していたホテルには大金があり、そこを調べに来たスターンウッドと何者かによる銃撃戦が発生。
間に合わなかったマックスはまたしてもスターンウッドを逃がすが、その現場で同僚の眼鏡を発見する。

部屋にあった大金には、警察も関わっている。それはどこまでの人間が関与しているのか…。
やがてマックスとスターンウッドは邂逅。自分たちは共通の敵がいることを知り、何となく協力関係に。

結局、軍事会社による銃の密売に警察側が手を貸していたことがわかる。
軍事会社は武器を売りたい。そのためにわざと銃犯罪を起こし、警察官に銃を携帯させようとしていた。
明示されることはなかったけど、銃携帯を叫ぶ大臣候補も絡んでるのかも。

最後、マックスはスターンウッドを捕まえることも、もちろん撃つこともせず見逃す。走り去るスターンウッド。ロイのもとへ行ったのかな。ロイ、助かるといいんだけど。
最後は警官隊に囲まれ、手を挙げるマックスの姿で終わり。あの後ちゃんとまとまったのかすごく気になる。ちょっともやっとするエンディングでした。

でもスターンウッドかっこよかったなー。ずっとマーリン(キングスマンの)が浮かんでました。
「キングスマン2」楽しみだなぁ!マーリン死なないでねー!
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映画メモ

 
2017/01/11
「潜在殺意」
原題:THE RICHMAN'S WIFE (1996)

夫との冷えきった生活に疲れていたジョージーは、旅先で知り合った男に「夫が死ねばいい」と漏らしてしまう。
本気ではないとすぐに弁解するジョージーだったが、男が本当に夫を殺し、共犯だと脅しにやってくる。



多忙な夫とのすれ違いの生活に疲れているジョージー。
夫も自分も浮気をしているが、それでも夫との仲を改善しようと旅行に出かけると、夫は仕事の呼び出しが入り帰ってしまう。
失望したジョージーは一人残り、車の故障をきっかけに一人の男コールと出会う。

夫との愚痴を話すうち、つい「夫が死ねばいい」と口にしてしまう。
「なら俺が殺してやる」というコールに慌てて本気ではないと訂正するが、ある日夫が本当に殺されてしまう。
そしてジョージーのもとにコールが現れ、お前も共犯だと脅され、恐怖の日々が始まる。

実はコールはジョージーの浮気相手が雇った男で、ジョージーと結婚して遺産を相続しようとしていた。
しかし暴走したコールが勝手に動き、ジョージーを脅していたのでした。

やがて自宅で死闘の末にコールを撃ち殺すジョージー。
警察はできすぎたシナリオにジョージーを疑うが、浮気相手の妻の「ジョージーにはそんな頭はない」という証言から、ジョージーを正当防衛として解放する。

帰ろうとするジョージーが乗り込んだ車には、浮気相手の妻が。
実は裏で繋がっていた二人。コールを雇ったことw逆手に取ったのか、それさえも彼女たちが操って引き起こしたことなのか…。

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「ザ・バッグマン 闇を運ぶ男」
原題:THE BAG MAN (2013)

殺し屋のジャックは、雇い主のドラグナからバッグをモーテルまで運んで欲しいと依頼される。そして、決して中は見るなと念を押される。
しかしバッグを運ぶジャックの元には次々と刺客が現れるのだった。



怪しい運び屋の仕事を引き受けたジャックに振りかかる災難の数々。
運び始めるとすぐに、雇い主の部下らしき男に襲われ手を負傷。
やっとモーテルに辿り着くも、そこにも刺客が放たれていた。もうわけがわからないジャック。

内容も中盤まではわかりづらく進んでいきますが、とにかく画面が暗い。
真っ暗なシーンが多くて、何をしているのかわかりづらい。そういう時は戦ってるシーンであることが多いので細かいことはそう見えなくてもいいのかもしれないけど、見えにくいのは疲れるなー。

そのうち、モーテルで怪しげな男たちともめていた女リヴカが部屋に忍び込んできて、匿うことになる。
彼女といた男二人もどうやらジャックを狙っていたらしい。途中でモーテルを訪ねてくる保安官たちまでも。

やっとドラグナがバッグを取りに来ると、バッグの中を見なかったジャックを褒め、この依頼はジャックを試すもので、もっと大きな仕事を任せたいと言って去っていく。
するとリヴカが「バッグの中を見た」と告白。それがバレたら殺されると思ったジャックはドラグナの手下を殺し、ドラグナをも殺そうとする。

ドラグナを追い詰めたジャックは、バッグの中身を問い詰める。「自分で見ろ」と言われて中を見ると、人の首が入っていた。
「婚約者の遺体は全部見つかってないだろう」というドラグナ。殺されたジャックの婚約者だったらしいです。
「犯人を君の前に連れてくると言ったな。ほら来たぞ」とまで言われ、失意のジャックは不意を付かれ絶体絶命のピンチに。

そこへリヴカが駆けつけ、ドラグナを殺して逃げる。
その後、弁護士のもとを訪ねるリヴカ。弁護士が見ているモニターには、ドラグナからジャックを誘惑しろと命令を受けるリヴカの姿が。
実はリヴカもドラグナの部下で、ジャックの腕を確かめるための駒の一つだった。そして、「もし私が死んだらジャックを消せ」とドラグナは言っている。報酬は500万だと。

弁護士を脅しつけて納得させると、報酬を手にジャックが運転する車に乗り込む。
ハッピーエンドだけど、何だかもやっとする作品でした。リヴカはジャネットなんだと思ってたよ。顔を変えてきたのかと。
あれはドラグナの残酷さを示すシーンだっただけなのかなー。
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FF15クリア

 
2016/12/02
「FF15」クリアしました。思ってたよりずっと短かった…。
やり込みは結構できそうなので全体のボリュームは少なくはないのですが、本編はかなりさっさと終わりますね。
特に後半は一つのチャプターがほんとにすぐ終わるし、話の流れが急に早くなって、結果だけ見せられて経過のわからない部分も多々。
ノクティスがいきなり10年消えて、戻ったと思ったら死出の旅路と、唐突で強引にエンディングに漕ぎ着ける感じ。

もうちょっと時間をかけたかったのかもしれないなぁ…と思いつつ、じゃあこれまで何にこんなに時間がかかったのかと。
動作も全体的にもっさりしていて、ロードも長く、オートドライブもファストトラベルも全てがだらだらと長い。
この間に「13」「13-2」「リターンズ」と「FF13」だけでも3作出ていたことを思うと、制作側としては時間をかけるだけのこだわりなどあったのかもしれないけど、どうにも納得いかない気がします。

オープンワールドと言われていたマップについては、「13」と同じように広い草原があるだけという印象でした。
街もほとんどなかったし。オルティシエはすごく綺麗だったけどヴェネツィアそのもので何だか既視感が…。
そんなヨーロッパ的なオルティシエ以外はとてもアメリカン。ダイナーとガソリンスタンドが点在するだけの世界は大体どこを見ても同じ。もうちょっと色んな景観が欲しかったなぁ。

最近はグラフィックが素晴らしいゲームも多いし、FFと言うとグラフィックは綺麗で当たり前という感覚もあって、ユーザーが当たり前と感じるほどに上質なものを作り続けてきた偉大な点であり、今となってはそれを売りの一つにはできない苦しい部分でもあるかと思いますね。
まぁ「FF15」に限ったことではないとは言え、景色は綺麗だから歩いてて気持ちがいいです。天気がいいとほんとに爽やか。

それだけに車はいらなかったかも。徒歩が一番楽しいし。スマートフォンと道路と車がやけに現代的で、FFに必ずしも魔法的ファンタジーを求めていないにしても、現実に引き戻される感覚があって少し興ざめでした。
ノクティスの「~みるわ」「~ねーし」といった極端に軽い口調も雰囲気に水を差していたように思います。
堅苦しいのが嫌いで砕けているにしてもちょっとなぁ。英語音声で遊んでたから文字だけで済んだけど。音声選べて心底よかった。

色んな部分で、「発売までの時間」がどうしても浮かんで、「こんなに待ってこれか」というちょっと乱暴な気分にもなりました。
でも根っからのFF好きなので、そこはすぐに切り替えができて、美しい景色をサブクエストやモブハントで堪能するのも楽しみになってきたし、最初は戸惑ったバトルも楽しめるようになりました。

せっかくそう思えたというのに、今はやり込みしようという気分にはなれないです。DLCのシーズンパスも買ってあるし、ぶらっと旅するのは楽しみにしてたんだけど。さすがに今はね…。
「長かったなぁ(ノクティス)」って…それはこっちのセリフだよ…。夜明けがあんなにも悲しいとは。それに、3人はどうなったのだろうか…。

広いだけで多様性のない世界でも、もっさりしていても、移動が面倒でも、私個人は「FF15」が嫌いではなかったけど、エンディングで打ちのめされた今は、結構好きだなと思ったからこそ辛い。
思えばこれまで、色んなところに遊びに行って、たくさんゲームをして映画を観て、様々なものに触れてきても、この「FF15」の発売が最も重要なこととして待っていたように思います。
そうして待って待って待って見たエンディングがあれだったので、とにかく辛い。何度でも言っちゃう。今は素直に好きなだけ辛い辛いと嘆きたいのです。
でも好きだからまた遊びます。何だかんだでDLCは楽しみなんです。

ところで押し付けがましい「スタンド・バイ・ミー」は何なんだろう。男4人旅にしても。
エンディングテーマにまで使われてもちょっと戸惑うんですが…。映画観てない人はきっとわからないと思うし。
comment (-) ゲーム